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島の風景

宮古島のお天気

会話のたねがないときは、お天気の話になるそうです。
別にそういう訳ではないのですが(-_-;)
きょうは島のお天気のお話です。

今日はくもりです・・・
昨日もくもりでした・・・(゜_゜;)
いえいえ、少しは晴れてくれたのですが、
久しぶりのおてんとさまを見て喜んで溜まっていたお洗濯を始め、
お風呂場やら台所のお掃除をしていたら、午後から雨が降り出して
結局、元のジメジメした湿度の高い気温に戻ってしまいました。
今日も、昨日のような感じのお天気です。一応晴れてはいるのですが
いつ降り出すかあまり信用できずに、空とにらめっこしています。
島の人はお天気予報によく注意しています。
農業や漁業に従事している人が多いからなのですが、
彼らは新聞やテレビのお天気予報は欠かさずチェックしながらも
自分たちでも独自の解釈をします。
気象台が「10%の雨」と発表すると「雨は降らないそうだ」
「30%の雨」だと「雨が降るぞ」
「50%の雨」だと「降るかな〜」
宮古の人がお天気予報を鵜呑みにしないのは雨雲が近づいても
島が小さい為に海に降ってしまい、陸に落ちる確率が低くなる説とか、
海上の水蒸気が島の空気で冷やされて雨となって落ちるのは、
中休みとか鏡原、大野山林、西辺あたりといわれ、いわゆる島の中心だそうで、
周辺の地域では海岸に近いため、蒸発してしまう説、海の風に吹き飛ばされる説等々
実際、保良地区に降る確率はかなり低く、市内が土砂降りでも
家に着くと、地面が乾いていて雨が降った形跡が無かったことはよくあることで(._.)
特に漁民または海アッチャーは独自でお天気を予報し、これがよく当たるそうです。
彼らにとって海に出ることは危険を伴うので、命がけなんだそうです。
昔、私が浜で釣りをしていると一人のおじさんが「これは荒れるぞ〜」といいました。
晴れ渡る青空で一見、おだやかな海辺は3時間後にはどしゃぶりになり、
嵐のように風が吹き荒れました。いわゆる、春の嵐です。

さて、今日はたいくつしのぎに、私も今年の気象を占ってみましょうか(^_^)
今年はなんとなく冷夏のような気がします。
いつもの年より日照不足でしょうか。、咲いているハイビスカスの花の数が少ないです。
今年のデイゴの花はあざやかだったので、大きな台風が宮古島に向かって来るかも。
もっとも日本本土が冷夏だと台風の発生場所の位置は下がるので、
最終コースはやっぱり宮古島になるかも(._.)
勝手な判断なので本気にしないで下さい。責任は持ちません。

2006/6/13

過疎

  

一年ぶりの更新になります。
  ホントに久しぶりの更新になってしまいました(-_-;)
  結局トップページもリニューアルしちゃいましたけど・・
  いろいろあった事も原因だけども、このままでは
  ず〜とアクセスしてくれている人達にすまないという気持ちで再スタートです。

  

5月の初め頃から城辺地区にあるAコープの敷地にあるプレハブで
「健康体感館」が開催されています。
電流が流れるマットを敷いた椅子に約20分間座る電位療法なのですが、
毎日来ても料金が無料なうえに、インストラクターの漫才のようなおもしろい会話、
Aコープの駐車場はこれまで見たこともないほど満杯状態が毎日続いています。
この健康体感館、今週から城辺地区以外にもチラシを配ったそうですが
どうも下地地区や平良地区に住んでいる人達にとっては不満のようです
というのも、この電気療法は毎日通えば効果が出るということらしいので、
城辺のAコープまで通わなければならないからです。
こんな小さな宮古島ですから旧平良市から城辺まで、わずか20分程度といえど
島に住む者にとっては「エ〜、城辺まで行くの〜」となります。
これまでは、あらゆるイベントや催し物は旧平良市内で行われるのが普通でした。
旧城辺町で催されるといっても、それは一日二日の話で、
特別な事情がない限り通い続けるということはめったにありません。
でもね!城辺地区に住んでいる多くの住民は平良地区に通っているのです。
03年度の市町村別での1人当たりの所得は
城辺町が1,197,000円で県内五十二市町村で最下位にもかかわらず
お仕事に(職の多くは平良)
高校に通うため(往復のバス賃は一ヶ月で4万円近い出費)
病院通い(市内に病院は多い)
お役所(合併したんだよね)
各種催しやイベントはほとんど平良地区で、
所得が低いにもかかわらず城辺地区の住民はせっせと平良に通わなければなりません。
「健康体感館」に通うことで違う視点から過疎を理解して頂ければと願っています。
でもこんな話、東京などのような都会に住んでいる人にとってはピンとこない話だろうな〜

(06/06/08)